みなさんが受け取っているお給料からは税金が源泉徴収され、年末調整で税金の清算が行われておりますので、原則として確定申告をする必要がありません。
この年末調整とは給与から源泉徴収された税金を再計算して、その年の納税額を調整する制度のことをいいます。
まなぶくん
でも、なんで年末調整なんてことをしないといけないの?毎年、何だか良くわからない書類を提出するのが面倒なんだよなぁ~。
まる
年末調整が必要なのは、給与から源泉徴収さている金額と実際に収める必要のある税金の額が完全には一致しないからなんだよ♪
それでは、なぜ源泉徴収された金額と実際の納税額が一致しないのでしょうか?
それには大きく2つの理由があります。
源泉徴収額と実際の納税額が一致しない理由
- 源泉徴収されている金額は前年の給与を元に計算された概算金額だから。
- 源泉徴収されている金額には”所得控除”と”税額控除”が考慮されていないから。
みなさんが年末調整の時に書類を記入して会社に提出しているのは、所得控除や税額控除の申請を行うためです。
まる
これらの控除を年末調整で申請することにより税金が安くなるから、その分の差額が後のお給料に上乗せされて戻ってくるもんだよ♪
年末調整は毎年10月~11月頃に会社などを通じて必要な書類の提出を行い、税金の過不足があった場合は、12月か翌年1月分の給与に反映されるのが一般的です。
そして、この年末調整の結果発行されるのが源泉徴収票になります。
年末調整については、個別ページでさらに詳しく説明しております。
