今回は10種類の所得のうちの1つである事業所得について詳しく見ていきましょう。
事業所得以外の所得の説明は下記をご参照ください。
10種類の所得 個別解説ページ
各所得ごとに個別ページで詳しく説明しております。
事業所得とは
事業所得とは、農業・漁業・製造業・卸売業・小売業・サービス業やその他の事業から生じる所得をいいます。
事業所得?譲渡所得?どっちになるの?
商品の売却代金(売上)は事業所得ですが、事業で使っているものを売却したことによる所得は譲渡所得になります。例えば、車屋さんが売っている車は商品なので事業所得になりますが、飲食店を経営している人が出前で使っている車を売却した場合は譲渡所得になります。
事業所得の計算
※所得の基本的な計算方法については”10種類の所得”で説明していますので、そちらを参照下さい。
※1 収入金額
事業所得の収入金額は実際の現金収入額ではなく、その年に確定した金額になります。
例えば、農家さんがスーパーに野菜を納品して12月の売上は10万円でしたが、この売上金は翌年の1月に振り込まれるとします。
この場合、12月分の売上金10万円はまだ入金されていませんが、この10万円はその年の収入金額に含まれます。
※2 必要経費
事業所得の必要経費には次のようなものがあります。
収入に対する売上原価・給与・通信費・水道光熱費・
減価償却費 など

※3 青色申告特別控除
青色申告をすることにより所得金額から55万円を差し引くことができます。
事業所得の課税方法
事業所得は他の所得と合算して税額を計算する総合課税で確定申告が必要になります。
▶ ”総合課税”の説明はこちらより